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長引く咳について②

こんにちは。いがらしクリニックです。前回の続きです。咳には、胸部X線検査(レントゲン)や胸部CT検査で異常を認められる原因と、認めない又は確認しづらい原因があります。健康診断などで定期的にレントゲンを受けていたり、かかりつけ医や病院で最近撮影したばかりということもあると思いますので、当院では初診時に必ずレントゲンを撮るといった決め事はありません。いままでの状況をまず確認させていただいてから、今必要なのか、経過中には一度確認するのか、不必要なのかを判断しています。画像診断で異常が認められる疾患は、例えば肺炎や結核(結核類似疾患含む)、間質性肺炎、肺がんなどがあります。症状や問診・診察からそれらが疑わしい場合はレントゲンなどの画像確認を行うことになります。治療を先行させた場合でも、肺がん等の原因を否定するために後からレントゲンや胸部CTを確認することもあります。レントゲンで明らかな異常を認めた場合は、採血や胸部CT検査、クリニックで治療継続できるかまたは専門病院への紹介が必要かなど次のステップを考えます。

画像で咳の原因がはっきりしない場合は、咳が長引く期間によって3週間未満の咳、3週間以上続く咳など、症状の期間を考えてさらに問診をしていきます。3週間未満の咳は「急性咳嗽(きゅうせいがいそう)」、3週間以上は「遷延性(せんえんせい)または慢性咳嗽」と医学的には分類しています。ただ急性と考えられる期間内であっても、似たような咳が繰り返されている場合は慢性の咳の原因も考えながら疾患を考えるようにしています。

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