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こんにちは。いがらしクリニックです。当院に来られる患者さんの病状で多い咳についてお話させていただきます。一般的に軽度の咳や痰がでた場合、その他の症状(倦怠感、熱、咽頭痛、鼻汁等)もあわせて風邪かな?と考えることも多く、市販薬や何もせず経過を見ることが多いと思います。結果的に数日で症状のピークをこえ、1週間程度で改善すればやはり風邪だったかな、と考え納得されるかと思います。しかしながら咳が2週間近く長引いたりすると、「さすがにおかしいかな?」、と思う方が増えてくるようです。実際当院に受診される方は、1~2週間以上咳が続くことで受診される方が多く、中には数か月から年単位での咳であったり、様々な処方を受けたけれど症状が改善されずに受診される方もたくさんおられます。「咳」や「痰」は遭遇する頻度の高い症状の一つですが、日常生活や睡眠、仕事など様々な場面で問題となることがあり、適切な治療が必要であると考えます。
症状の訴えも様々です。「のどに何かひっかかっている感じ」、「咳のしすぎか声が出にくい」、「会話する時に咳がでる」、「咳が出だすと吐きそうになるくらい咳が続く」、「胸やけなのか酸っぱい感じがのどに上がってくる」、「のどあたりから胸の上の方がムズムズする、シカシカする」、「布団に入ると咳がでる」、「夕方から朝にかけて咳が続いて寝られない」、「鼻水がのどの奥におちて、粘っこい痰と咳」、「寒暖の差で咳が出始める」、「部屋の移動や外にでると咳がでる」、「いつも風邪のあとに咳だけ長引く」、、、。それぞれの症状は似ていても原因が異なることもあり、当院では初診時にかなり詳しくお話しを聞かせていただくようにしています。次回以降、咳の原因について少し考えてみます。