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こんにちは、いがらしクリニックです。今回は呼吸器疾患の一つのCOPDについてお話をしようと思います。COPDは、「主にタバコ煙などの有害物質を長く吸っていると、息をはきだす機能が低くなり、咳・痰・呼吸困難・息切れなどの慢性の症状がでる状態」のことを指します。COPDは英語の表記ですが、日本語では慢性閉塞性肺疾患といいます。診療案内にも記載しましたが、英語表記の頭文字を組み合わせてCOPDとよびます。肺気腫や慢性気管支炎のほうが、馴染みがあるかもしれません。タバコは既にやめていても、副流煙だけの場合でも、気づかないうちにCOPDの状態になってしまっていることも少なくありません。基本的には吸入薬の治療がメインとなりますが、息切れがや咳・痰などの症状がすみやかに改善することで、日常生活が劇的に過ごしやすくなられる方もおられます。喫煙歴があって、慢性的に咳や痰、階段や坂道での息切れなどがあれば、肺年齢の検査や胸部レントゲンなどの負担の少ない検査で診断できますので、気軽にご相談ください。
*吸入治療薬のなかには、緑内障や前立腺肥大がある方には注意が必要なものもありますので、お伝えいただければと思います。