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いろいろな感染症治療における抗菌薬に関して①

こんにちは、いがらしクリニックです。この前は、長引く咳のところでガイドラインについて少しふれました。呼吸器疾患は鼻の炎症や耳の炎症と関連することも多く、耳鼻科の先生に治療をお願いすることも多くあります。

これらの感染症に関わるガイドラインも2019年に変更される予定です。鼻の感染症は急性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)が代表的でしょうか。軽症では5日間抗菌薬を投与せず経過をみることになり、中等症以降は抗菌薬投与が勧められています。皆さんもメイアクト®(セフジトレンピボキシル)、フロモックス®(セフカペンピボキシル)、トミロン®(セフテラムピボキシル)、アモキシシリンなどを処方されたことがあるかと思います。2019年にガイドラインでは、これらのなかで中等症の治療においてはアモキシシリンというペニシリン系をまず使用する方針となります。よくみかける「~ピボキシル」という抗菌薬は、内服による腸管からの吸収効率が悪いことから、幅広い菌に対応する治療薬にも関わらず有効な治療域まで血中の濃度が上昇せず、耐性菌の出現なども考慮して優先度が後退しています。小児の場合(おおよそ15歳以下)はもともとこれらの「~ピボキシル」は積極的に使用することを勧められていませんでしたが、成人でも同様の治療方針となるようです。これらのガイドラインの変更は中耳炎にもあてはまります。いずれにせよ、副鼻腔炎の治療は抗菌薬以前に鼻の粘膜の腫れをとり、副鼻腔と鼻の交通をよくして、膿鼻汁を排出することが最優先ですので、症状によってはやはり耳鼻科の先生を紹介させていただくことになるのです。

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